聴覚と末梢神経障害 番外 その2
今年2026年2月記載の『耳と学校』項で、気になっている『聴覚と末梢神経障害 番外』項(2016年6月記載)に触れましたが。。。
この春、わらしべ長者のような展開になって、10年越しに疑問解消。
勿論、ここでの備忘録入り必須、となる出来事です。
先月、久しぶりにその環状織機を訪れ、公開プレゼンも聞かせて頂きました。
その後、館内に展示されているデモストレーションを詳細にみていると、アレッ?
円運動なのに、それを起こしているのは円運動じゃない。
縦糸も、横糸も奇麗な環状の布を形づくっているのですが、縦糸を操るポールの動きは環状ではない。
アレッ? この動きの形はNTTのロゴマークじゃない?
ポールは均等な幅で並び置かれた16本があり、その各間の16スペースのうち1スペースのみ、その真ん中にもう1本入る(左右に半スペース幅で)の17本。
しかも、その1本は他のポールと違っていて。。。
縦糸の引張りと押出しの反転口というのか、メビウスの輪の切替えというか、コラッツ予想の奇数の偶数化というか、そのような思い切った切替えを起こす異次元の場誘導口のような役割を果たしていました。
この1本と、残りのポールのNTTロゴマークに沿った動きがなければ、環状織機は成り立たない。
つまり継ぎ目のない無限の布は成り立たないのです。
NTTのロゴマーク?
ネットで調べてみると、NTTのOBさんがロゴマークの由来を書き残していました。
無限(∞)運動閉曲線、という意味を表す形だそう。
無限運動閉曲線?
ネット探索すると、これはパスカルの蝸牛(別称、リマソン)だという。
パスカルって、2018年12月掲載の『人工内耳の成人適用基準 2017年 その1』の2ページ目に書いた、考える葦のパスカル?
そうではなく、なんとその方(ブレーズ・パスカル)の父上エティエンヌ・パスカル氏だと。
ウィキペディアを覗いてみると、パスカルの蝸牛形、と言われており、そこにある図形も環状織機で見たNTTロゴマーク。
この曲線は、極座標の方程式で表されるとのこと。
極座標って、ポーラパターンを表す時の?
極座標のウィキペディア英語版をみてみると、英語名は、polar coordinate 。
やっぱりマイクのポーラパターンに似てる。
サイト内にある球面座標の図。。。これに似た図をここでも掲載したことがある筈。
調べてみると、もう10年以上前の、2014年8月掲載の『人工内耳と脳マップ』項にありました。
その項にアップしているバイオニクス社の、テクノロジー仕様を強度・スペクトラル・時間の空間で表した図です。
ウィキペディア英語版によると、球面座標系は三次元ユークリッド空間に定まる座標系とのこと。
4次元のことも出てくる。。。1982年にサイモン・ドナルドソンによって異種4次元空間(exotic 4-spaces)が存在すると示されたそう。
1本のわらしべが、位相空間にまでバージョンアップです。
考えたら、人工内耳は人工の内耳、英語ではcochlear implant。
この機械が何を生み出しているかというとABRⅠ波の電気刺激版なるECAP(2017年12月掲載の『聴覚障害とABR』参照)。
特に、人工内耳の外部機は蝸牛マイクロホン電位に関わってくる。
人工内耳とは、ホント、名前の通りそのまんまでした。。。人工的に作った内耳マイクロフォン。
そもそも内耳がカタツムリのような変な形をしているのは、スペクトラル・時間・強度で位相空間を整えたポーラ―パターンを脳に上げる為だったのでしょう。
環状織機の展示では、無限運動閉曲線をポールがたどった時の縦糸の動きや横糸の走りが見れるビデオも公開されています。
非常に動的で、順次、波を送り出すように凹凸し、もちろん中央値と重なることもある。
下記はその一時点を撮った画像に過ぎないのですが、撮った瞬間によって、膨らみどころ・へこみどころの位置が変わってくる。
(マッピング時のECAPといわれるテレメトリーが、時にはCレベルを超えることがある、といわれるのは、動的現象の、一時的な最大地点をとらえるからかも。)
環状織機から得た1本のわらしべが、
NTTロゴマーク
↓
無限運動閉曲線
↓
パスカルの蝸牛
↓
ポーラパターン
↓
フーリエ解析
↓
位相空間
↓
ECAP
↓
人工内耳
と、大きく昇格しました。
生体の蝸牛≈パスカルの蝸牛、だったのかぁ。。。
(2014年に掲載しているのですから、その随分前に人工内耳界隈の技術トピックになっていたことなのでしょうが。。。)
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