マップが合わない時 その2---エアコン編
2024年10月初頭は夏。。。
これはもう。。。人工内耳のマップが合う合わない以前に、体温の調整が合わない、と思いませんか。
気温の快適域は26℃前後の筈で、そこに服など身に着けて普通に生活できる。
それなのに、30℃を超える秋。。。着けた服は汗で密着し、頭は朦朧としてきます。
人間の体温は36.6℃くらい、お風呂でも40℃とか平気で入っているし。。。と思っても、やっぱり我慢できない暑さです。
自然に反すると思っても、エアコンを稼働させなくては、干からびる、というより、蒸し焼きになりそうな残暑。
というわけで、『マップが合わない時 その2』が題名なのですが、まずはエアコンについて。。。
エアコンの設定って、どのくらいにすべきなのでしょうか?
「おあしす」のスペースはそれほどないので、24℃設定でスイッチオン。
天井吊下げ形のエアコンですが、時間がたつと涼しくなってきます。
30分もするとエアコン効きすぎかも、と。。。設定温度を変更することに。
以前、幹細胞を培養するのにどのくらいの温度が最適なのかと聞いてみたことがあるのですが、その返答は37℃とのこと。
実際、その温度で培養された細胞達は、増殖してノービノビうごめき始めるではありませんか。
考えたら、私達が体温計で計る温度は腋の下で、36,6℃くらい。
アメリカでは口の中、あるいは直腸で測るらしく、37℃くらい。
母親のお腹にいた頃はおそらく37℃くらいで生活していたのではないでしょうか。
自身の体温や生活環境が36℃以上を体験してきているのに、どうして気温が30℃くらいでも暑くてたまらないのでしょう。
根性論で頑張ってみましたが、ギブ。。。
反対に、どうして気温が20℃以下に下がると寒く感じるのでしょうか。
エアコン24℃でさえ、しばらくすると効きすぎなのか頭がズキズキします。
書をあさると、人の身体には温度受容器があって、暑いと興奮してシグナルを出す温受容器と、寒いとシグナル信号を出す寒受容器が体表にあるのだそう。
それぞれ専用の神経線維と接続され、脳の体温調節中枢へ通信するのだとか。。。これが求心性。
遠心性の方は、脳の体温調節から皮膚の温点あるいは寒点と、熱の放散や産生のために連絡を取り合うとのこと。
体温調節中枢は脳の視床下部という部分に局在していて、シグナル受信や指令発信を受け持つのだそう。
詳しくはそれを専門に書いている人のものを参照してみてください。
ここではエアコンのことについて。。。ですので。
気温の快適域は、26℃くらいを中央値として、その±2℃前後くらいでバランスをとっているとすると、だいたい24~28℃くらいでしょうか。
体温より約10℃低い気温が快適と感じるのは、人体ではそのくらい低めの気温と体温とが等価とみなされるような何らかのシステムがあり、それで温度感覚のバランスが取れているということでしょうか。
あまり難しいことは考えずに、26℃に変更してみると。。。
26℃くらいで心地よい。
しかしながら、エアコンが大型の為、音もそれなりで。。。
エアコンの音も長く続くと辛いと思いながら、設定リモコンを見ていると、「ドライ」というのもある。
気温がびっくりするほど高い国でも、湿度が低いと日陰に入るとそんなに暑くないのですよね。
もしかすると、日本は湿度があるから暑いのかも。。。
「冷房」ではなく「ドライ」にすればどうなのだろう?
「冷房」を止めて「ドライ」にしてみました。
う~ん、冷房をかけたのとそれほど変わらない?
どう違うの?と、思って、ネットで調べたところ。。。
「ドライ」はスイッチオンした時の室内温度をセンサーで記憶し、それを基準として、除湿後の空気を調整するのだとか。
部屋の空気を吸い込み、それを「冷房」と同じく冷やして結露させ、そこで出る水分を捨てて空気だけ部屋に戻す。
これが「ドライ」の中でも「弱冷房除湿」だそうです。
もう一つ、吸い込んだ空気を冷やして除湿するけれど、除湿後の空気が部屋の温度より低いと、室温に温め直す「再熱除湿」というものもある。
私の場合、先に冷房をかけてからドライに変えたので、ドライ時の基準の温度は冷房後の部屋温度になります。
だから、室温としてはあまり変わりを感じられなかったのですね。
暑い部屋で「ドライ」をオンにすると(特に「再熱除湿」では)、冷やして結露水を除いた空気が記憶された部屋温度より低いので温め直されてしまう、これだと湿度は下がるけど、温度は下がらない。
夏場にこれをやるというのは、電気代の無駄のもよう。
実際、電気代は、
「弱冷房除湿のドライ」<「冷房」<「再熱除湿のドライ」
に上がっていくのだそうです。
一般的に設定では、「弱冷房除湿のドライ」が「ドライ」と表示され、「再熱除湿のドライ」が「除湿」と表示されているようです。
(エアコンメーカーによるかもしれません、確認を。。。)
エアコンでの「ドライ」の使い方としては。。。
①最初に、「冷房」をしばらく入れて部屋の空気を快適域に入るように下げる。
②次に、「ドライ」にしてスイッチオン時の室内温度をセンサーで記憶させ、除湿する。
③最後に、湿気がとれ身体も冷えてきたら、扇風機をサブからメインにしてもよいかも。
というのが、健康面でも経済面でも機器管理面でもおすすめの方法のようです。
ところが。。。今書いていることはもう遅いことなのかも。
今はAIテクノロジーの時代。
自動でやってくれるのですよ、こんなこと。
今の、というか、しばらく前からエアコンというのは、温度も湿度も人感知もセンサーでチェックして、自動でちゃんと調節してくれる。
知らないから、私が自分で「冷房」を選択していただけで。。。
「自動」とはなんぞや? と思って調べてみると。。。
「自動運転にすると設定温度に対して体感温度の補正を行うので、年間を通じて快適さを保ちながらさらに省エネ運転ができます」
とあります。
「自動」とは正確には冷暖自動というものだそう。
「運転中、ある室内温度を境に冷房運転⇔暖房運転が自動で切り換わります。
設定温度は変更できますが、運転内容が切り換わると設定温度も自動で変更します。
(室温を一定に保つ運転ではありません。)」
とあります。
例えば、自動冷房で27℃にセットするとして。。。
室内温度が25℃以下になると、設定温度が22℃に変更されて、送風運転に切り換わる。
これを自動暖房というそうで、更に室内温度が22℃以下になると暖房運転が始まる。
暖房→冷房の時も同様とのこと。
エアコン自体で無駄なく調節してくれるのですね。
これをAIというのか。。。昭和の時代ならファジー(Fuzzy)といっていたような気がしますが。
ネットで「ファジー」を調べてみると、コトバンクのサイトでは、
「人間の思考のあいまいさに枠組みを与えて推論・処理する」
ものだそう。
ファジーとは「ぼやけた」という意味合いで、どうやらはグラテーションのような概念。
わかりやすく言えば。。。
人工内耳のマッピングでも、最初に「聞こえない」「小さい」「やや小さい」「ちょうどいい」「やや大きい」「大きい」「大きすぎ」などの音量の大きさ合わせをやりますよね。
あのあいまいな感覚がグラテーションで、ようはあれと同じ。
人間の肌感覚のような曖昧さをエアコンが判断して、「寒すぎ」「寒い」「ちょっと寒い」「ちょうどいい」「やや暑い」「暑い」「暑すぎ」などの場合の調整を心掛けてくれる、というもの。。。今ではこれよりもっと細かく段階を増やしたものがあるようです。
正確には、温度や湿度のセンサー情報を、人間のグラテーション感覚に合わせてコンピューター制御する、それがエアコンを自動操作する、ということでしょう。
今では、これをAIと呼ぶ。。。のかな。
(自然言語処理での駆動も組み合わせて、声掛けでスイッチオンできる機能もある、ということでしょうか。)
エアコンの方はここまで、です。
やっと題名のマップ云々について書き始めます。
10月初頭の暑さがそこまででなければ、スムーズに話に入っていたと思うのですが。。。
もうここまでで文章が長すぎるので、『その2』は終了。
この項は『エアコン編』として、何年か後、エアコン操作を忘れてしまったときに見返せるよう、備忘録として残します。
0 件のコメント:
コメントを投稿