昨年2020年はコロナニュースで揺れに揺れた1年でしたが、それでもいくつかの人工内耳ニュースは入ってきていました。
(Cochlear Implant Helpサイトさんが配信下さってました。感謝です。)
例年ならメーカーによる新機種の展示や説明などの場が開かれていると思うのですが、昨年からこうした会合も自粛でニュースにある機種がどのような実物か見ることができません。
実見がまだということで、ここでは各メーカーに関するCochlear Implant Helpサイトさんからの情報を貼り付けるにとどめます。
<Advanced Bionics>
2021年3月17日の Cochlear Implant help記事
Advanced Bionics Receives FDA approval for new Processors.
<Cochlear>
2021年2月23日の Cochlear Implant help記事
New Processor information summary.
<Med El>
2020年8月26日の Cochlear Implant help記事
Med El Rondo 3 receives FDA approval.
強調しておきたいことなのですが、
<新機種の紹介をすること=更新を勧めていること>
というわけではありません。
補聴器もそうなのですが、必ずしも高機能だからよい成果が得られる機種というわけではなく、まず、装用者の感覚や使い勝手とマッチしているかが大事だと思っています。
それでも紹介するのは、このサイトを始めた初期に掲載したように、
「世界での動向、可能性として考えられる日本の将来的動向、そしてすでに人工内耳を装用しておられる方の将来の問題等を考慮して、あえて取り上げさせて頂きました。」
ということが念頭にあります。
もう少し詳しく書かせて頂くと。。。
<更新面から>
① 人工内耳も何年も経つうちに必然的に擦傷劣化していくこと。
② 何年か経つとメーカーに使用機器の在庫や生産がなくなってしまうこと。
③ 修理不能になると選択の余地なく新しく承認機種と交換になること。
④ 技術躍進した機種は前機種の聞こえに合わせるコンバートが取れること。
⑤ 各機種の変遷内容を知っておくと自身の機種変更時に理解が早いこと。
<選択面から>
⑥ 最初のメーカー選びで将来にわたって選択機種範囲が定まること。
⑦ 現行の承認機種の説明はあっても将来的に変遷する機種の説明はないこと。
⑧ それぞれの機種の将来の特徴も知っておくと詳しく比較考察できること。
⑨ 人工内耳の形態や大きさのイメージはどんどん変ってきていること。
⑩ 使い勝手や部品詳細を知ることで装用後の実際生活をイメージできること。
以上のようなことからです。
掲載にある機種の聞こえの感想は個人個人で異なるものと思いますが、それぞれの掲載項で機種の様相、仕様、使用、特徴などがわかりやすく伝えられていれば幸いです。
まだ実際の使い勝手や部品について詳細が得られていない機種もあり、掲載量に差が出てしまっているところもありますが、新機種発表時期の関係もありますのでご了承くださいますよう。
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