技能五輪全国大会への旅 その2
前回掲載した技能五輪全国大会、感想記載しておきます。
感想、といっても、見学できたのは開催中の一日。
しかも知らぬ間のフライト時間変更があり、慌てて幕張メッセに駆け付けたものの、見学できたのは早い午前中の短時間だけ。
夕方までゆっくり見学する予定でいましたので、ほとんど見学せずに去らなければならなかったのは本当に残念です。
ともあれ、早い時間から行われていた競技には足ともども目を走らせてきました。
その中で電子機器組立て部門での競技場所に、人工内耳にも関わりがありそうな課題が展示されていましたので、記憶から消えぬうちに、ここでも掲載しておきます。
電子機器組立て部門の競技課題は、競技当日にならないと公表されないのだとか。
その場で課題を知って、5時間半で作って試作機の測定する競技って。。。凄くない?
サイトでは、競うスキルのポイントが載ってあり、
① 提示された仕様を満たす電子回路基板・機器のハードウエアの設計・試作
② プリント基板の設計・製作を依頼する場合などに必要となる,電子回路CAD を用いた回路図の作成,およびプリント基板図の設計,作成
③ 回路図と組立て図(実装図面)に基づくユニバーサル基板,専用基板への電子部品の実装・組立て
④ 電子回路基板・機器に搭載されたマイコンへのプログラムの実装
⑤ 上記①~④に求められる電子回路解析と測定
とのこと。
当日展示されていた競技課題(第59回東京大会時のもの?)は。。。
『ボイスカラーイルミネーション』
上記の①~⑤は文章が難解なので、簡略して言うと、
①音声周波数分析回路を設計する。
②その回路基板を設計する。
③設計した回路で周波数特性を測定する。
課題に則って設計・試作した電子回路基板・機器の出来が競われる競技です。
この『カラーイルミネーション』とはLED点灯のことで、要は音声を周波数分析・音量分析し、それに対応した色・明度でLED電球を点灯させよ、という課題。
LEDではなく、電極を点灯させよ、と言い換えれば、人工内耳のようなものではないですか。
無論、体内に送信することや手術で電極アレイを移植すること、装用者の神経動作とマッチさせることなど単純な話ではありませんが、ものすごくシンプルに考えると原理は一緒なんだなぁ、と。
今大会でも同じ課題なのかどうかわかりませんが、実演を見たかった。。。残念です。
以下、当日の会場で展示されていた『ボイスカラーイルミネーション』の張り紙。
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