難聴児バディ・システムハンドブックについて
耳鼻咽喉科学会のお知らせの内、「難聴児療育」欄に掲載されている『難聴児バディ・システムハンドブック』です。
https://www.jibika.or.jp/uploads/files/nanchoji_handbook.pdf
そういえば。。。小学生の頃、最高学年の6年生になると新入の1年生をマンツーマンで幾日か担当する、という日が設けられていたことがあったように思います。
課外授業だったか、遠足だったか。。。
担当する1年生と一緒に行動して、学校生活に馴染めるようにしたりクラスメートと溶け込めるようにしたりと6年生がいろいろ考えて行動する日でした。
普段は交流のない学年同士ですから、こういう子がいるのだとか気にかけるようになりましたし、1年生からも慕われるようになったりで、学校全体にも良い効果があったように思います。
これも考えたらバディ・システムだったのですね。
学童児には障害あるなしにかかわらず色々な特徴ある子供達がいますから、その一人一人を数年歳離れた上級生が知り合って、歳上目線で気掛けてあげるというのは、同じ年の子供同士での交流や大人や先生の配慮とはまた違った良い長所があるのではないでしょうか。
高学年での道徳の授業を、1~2年生の社会、理科などの授業で担当する下級生と一緒に席を並べ、下級生を理解する時間に振り替えても良いのではないかと思います。
高校の上級生で、将来、教育関係や医療・福祉関係を考えている生徒さんを、中学校に授業の一環として送るのも良いかと。。。
数年歳離れた中学生と席を並べて、授業にバディとして参加してみるとか。
この頃の年齢は上の先輩のアドバイスは嬉しいものですし、何年か後に高校進学するわけですから身近な将来がイメージし易くなりますし。
上級生にとっても、将来の仕事の実際を生で早く味わうことが出来るわけですし。
クラスでの交流も、先生や大人達よりも、こうしたちょっと年上の先輩達が間に入ったりロールモデル役をすると、意外な効果が生まれそうな気がするのですが。
高校から中学へという交流はありませんでしたが、部活などで2~3年程度に離れた先輩後輩の交流はあり、上級生の下級生への交流効果は強いなぁーと実感しています。
数年離れた上級生だと、数年分もっとものが分かっていますし、自分の経験も生かせる余裕が出るので、近い歳や遠い歳よりも尚いいのでは?
同級生も時間経過で、長い付き合いの同期の桜の仲になるのですが、こうした学年越え学童フィードバックも、バディ・システムとして活用する学校が増えていけばよいかも。。。
というのが読後の感想です。
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