2025年12月 更新報告
今年最後の更新です。
良き年末年始を過ごされますよう。。。
①新規:『人工内耳と年末回想』項、新規掲載しました。
人工内耳と年末回想
先月は、流行りの異種交流を、というわけでもないのですが、東海地方で行われていた幾つかのビックイベントに参加させてもらいました。
その回想から。。。
主にテック関連のイベントだったせいもあるのですが、AI関連が大盛況。
イベントへの参加メーカーは例年とそれほど大きく変わっているものとは思えないのですが、突出してAIを掲げていた会社が多かったように思います。
各社のプレゼン内容がよく目にしていたサーボ機構ではなくて、それを制御する情報システムになっている、という印象。
大きな工業機械が小さなAI制御で、これまでよりももっと細かいパラメータで情報的に動くようになっている。
自動運転システムも何社もプレゼンしていました。
自動鋳造システムもあちらこちらで、自動検査システムも勿論です。
自動製作などは、精密性・正確性・生産性でかなり優秀だと思わされました。
その制御が簡単に変更できる、AI制御でまとめてシステム管理ができる。
導入コストは必要になるものの、作業効率は大きく向上するのではないでしょうか。
各社の間の通路を歩きながら、四つ足歩行型ロボットも見ましたし、コンパクトな軽量ドローンも見ました。
将来はあちらこちらでこうしたものを見かけるようになるのでしょうか。
こうしたテクノロジーが、ニュースにあがるクマ退治をしてくれるようになればよいのですが。。。
会場では宇宙関連のプレゼンも行われていました。
宇宙・防衛関連は、それに割り当てられる予算の大きさから挑戦的取り組みが期待できる。
そして、その挑戦による技術進歩が私達の生活に製品として大きく還元されてくる。。。はず。
どのような将来になるのか興味津々で、各ブースを覗いてきました。
やはりここでもAI技術。。。すべてを覚えていませんが、1週間後の体調を天気予報のように推定できる技術とか。
認知症予防のための対話ロボットも試用できるようになっていました、これはスクリーニングもできるのだとか。
材料工学分野では、超軽量材料のプレゼンが行われていて、持ってみてもそれが浮いているような感覚になるほどの軽い材料。
よくわからないのですが、アルキメデスの原理で空中に浮遊するのだとか。
上に放り投げてみると、確かに落ちてくる速度が遅い。
10年ほど前、頭上で軽量材料のドローン玩具を浮かして風を起こさせ、暑い夏に涼をとっていたことを思い出しました。
重力の関係で降下する力と、頭や掌を利用して浮遊する力とを拮抗させてバランスをとるという小型のもの。
3~4か月(?)ほどで壊れてしまいましたが、屋内で頭上に上手く浮かせられると、頭上から涼風を送ってくれていました。
プレゼンの超軽量材料は宇宙のフロンティア開拓を目的としているということでしたが、これほど軽量なら用途は幾多もあるように思います。
その隣では、たしか合金材料をやっていたように思います。
ブース同士が連携を取り合ってくれると、宇宙でのみならず、未来の生活にも有用なものが生まれてきそうです。
色々見て回っての印象は、未来は明るいかも、と。
ただ、このように技術や技術者がコツコツと進めてくれていても、目標、いわゆる未来のニードがしっかりしていないと製品化に時間がかかるかも。
ニードを出すのは、私達の感想や需要になってくるのでしょうね。。。現在ではAIがそれも取りまとめてくれる?
補聴器も、人工内耳も、昔から自動調整(AGC)はついていましたが、AI機能が選択できるようになってきています。
データログ機能がつき、その学習データから入力の状況によっての出力を最適化するようになったということがAIの特徴の模様です。
その最適化が、これまでのAGCより勝ると感じる人はこれを常用していくようになる。。。そうして需要度が明確化していくのでしょう。
補聴器や人工内耳のAI機能については、ネットでいろいろな情報が流れるようになってきました。
YouTubeでもわかりやすい解説が見られるようになっています。
BluetoothのAuracastも、採用製品拡大とともに知名度を上げてきました。
先月のことを中心に記載しましたが、短い間にいろいろ変化があったこの年も、残すところあと少しとなりました。
まもなく来る新年を含めて、未来は明るいかも。。。2025年年末の回想です。