2.4.24

祖先の耳

祖先の耳


この動物は何?


名前はパキケタス。



海から上がった私達の祖先から、海に戻ってしまった哺乳類。


なんと、クジラだという。


見た目は、変な犬。。。っぽい動物。
恐竜の時代に、カバのように川辺を好み、陸よりも海に戻ることを選んだ種となって、今のクジラに進化したと。


こちらはパキケタスのホログラムを撮影したもの。

パキケタスの骨格。


それがだんだんと進化して、手足が退化していく。


進化した結果は骨格にも明らかで。

このパキケタス、水中に耳をつけて音を聞いていたそう。

その音で食事にありついていたのだとか。


現在のクジラの耳の構造は、下記が詳しい。

下記をクリック。

https://www.chunichi.co.jp/article/193178  

中日新聞サイト、です。


それによると。。。

『単孔や上前庭野がある部分は、上下に隔てる「横稜(おうりょう)」と上から横稜まで延びる「垂直稜(すいちょくりょう)」という骨の壁がある。一般的な哺乳類は横稜が発達し垂直稜が未発達なのに対し、鯨は横稜が未発達で垂直稜が発達していることが分かった。鯨類研究者が鯨の横稜と垂直稜を取り違えていた上、単孔は極めて小さくて分かりにくいことが、研究者の間で構造が誤解されたままだった理由とみられる。
 内耳神経の経路は、上前庭野に卵形嚢膨大部神経(らんけいのうぼうだいぶしんけい)、単孔に後膨大部神経がそれぞれ通り、他の哺乳類と同じ配置と種類であることを確認した。』

とのこと。


基本的に私達の耳と同様の内耳構造を持っているのですね。

ちょっとビックリです。

でも、私達の内耳の中は水中にいた頃を思わせるような環境なのですから、陸に上がって進化してきても、その耳に液をたたえていられる方がビックリなのかも。。。

内耳に液がなければ、どんな風に聞こえていたのでしょうか。 

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